今回は「夢と金」について解説します!
結論、夢と金ではこんなことが書いてあります!
- 知識の重要性について
- 商品の売り方について
- NFTについて
この本には多くの人が勘違いしがちな事を
西野さんが正しく喝を入れてくれる本になります!
技術力が高い=価格が高いではない
この本では、こんなお話が出てきます。
突然ですが、みなさんはこう思っていませんか?
この商品は質がいいから高い
この人は実績があるから儲かっている
実は、それってみんな嘘なんですよ。どういうことかっていうと、「良い=高い」ってことではないってこと。
これからバックの例えでわかりやすく解説してみます。
あの超高級ブランドのルイヴィトンって、バックとして機能性いいですか?少し考えてみてください。
値段から先に言うと50万円を超えるブランドです。
それでは、こちらの無印良品のバックはどうですか?
出てきそうなツッコミは「いや見た目が全然豪華だろ!」と言われそうですが、今回は「機能」という点でお話ししています。その視点から考えれば、正直どちらも「ものを入れて持ち運びできる」には変わりないし、どちらも同じトートバッグです。
つまり、技術力が高い=価格が高いという公式は成り立たないのです。
バックの話しを例に例えたので、客観的には分かったと思いますが、実際西野さんが「これ違うよ~!」っていっていることを僕の周りではめちゃ見かけます。
商品を買ってもらうには、技術力を上げるとか、機能をつけまくるとか、そういうことではない。
この本を読むと、「ものの売り方」が最強に他の本と比べて段違いにわかりやすく書いてあります。
ビジネスはテストではない
さて、先ほどの話しと少し似てしまう話かもしれませんが、本書では「日本人は職人気質すぎる」という始まりから、「オーバースペックとハイスペック」について書いてあります。
ここでなぜ職人気質でダメなの?という方が多いと思います。これを読んだらその理由が納得できるはずです。
本の中で、やっぱり西野さんの例えが最高にわかりやすいので、これを元にしながら僕の少しストーリー仕立てで解説します。
あるラーメン屋のお話し
開業したてのラーメンは、あまり人気がなかった。肝心なラーメン自体も店主も納得のいく味になかなかなれなかった。
誰に聞いても60点といわれるようなラーメンで、これを改善しないとお客さんは来ない。 店主はラーメンの研究にはげみいよいよ80点といわれるようなラーメンを完成させた
すると、驚くように客足が伸びに伸び、大盛況だった。
それから、80点のラーメンを81点、82点と伸ばすためにどうにか努力しようとしました。
ですが、いくら80点のラーメンを1点や2点、やっと90点にたどり着いても、60点から80点になったときと比べまったくといっていいほど何も変わりませんでした。
この話では、見出しにあるように「テスト」と「ビジネス」はまったくの無縁だということ、むしろ正反対のものだということを伝えています。
学生時代のテストは、とにかく1点でも多くとりたい、取ることが目標であり努力点です。しかし、ビジネスはそうではありません。1点や2点あげても、それが成功に結び付くかというと違う。
たとえば、このラーメン店でいくと「80点」がお客さんの満足点でしたね。これはつまり「ハイスペック」ということで、お客さんから求められる水準になりました。だからこそ、最初の60点から20点あげるには投資をおしまずに点数を上げる方向が正解だった。しかし、そのあとの80点から90点は無意味だったようです。つまりこれは「オーバースペック」になり、お客さんは求めていない努力をしていたことになります。
実体験として、技術力を上げることだけにいそしむ人をよく見かけます。最初でも言った通り、「職人気質」とは、自分の腕を伸ばす、日本古来からの伝統流儀ですから技を磨けば価値が上がると考えるのも不思議ではありません。ただし、腕だけでなく腕から何が生まれてきて、それが求められているかがビジネスにおける、「ハイスペック」です。
NFTってなんだ?
この本を読み進めていくと、「第三章 NFT」というページにたどり着きます。
実際、どれくらい知っている人がいるの?と思っても、なんと国内認知率は3割程度だそうです。西野さんの活動を知っている人であれば、一度は耳にする「NFT」という単語。ですが、日本ではあまり知名度がない模様。
そんな日本社会に、ただ物の売り方やお金についてだけでなく、さらに「応用形」でもあるNFTもやさしく初見でも分かるように解説されているのが本書なんです。
本書では「NFTは保有権」とされていて、売買によって取引されるものが証明書です。
また、NFTは誰かに管理されるものではなく自分たちで管理されているというのも大きな特徴といっていますね。
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