お金のない学生の最強の味方!? 給付型奨学金を得る方法を解説!!

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はじめに

大学生は、時間はあるがお金がない。

昔から頻繁に言われている言葉であり、実際に、多くの学生がお金がないと悩んでいます。

日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査」によると、奨学金を受給している学生の割合は、おおよそ50%という結果が出ています。

つまり、2人に1人の学生が、大学のためのお金が足りず、奨学金を頼らざるを得ない状況というわけです。

それと同時に、奨学金を借りた人々の内、50%近くが、返済で苦しんでいる調査結果も出ています。

(労働者福祉中央協議会 2022年9月調べ)

奨学金を借りるか考えている人にとって、この調査結果は他人事ではないですよね。

しかし、返済する必要のない奨学金があればどうでしょうか?

嘘みたいな話に思われるかもしれませんが、実際にはあるんです。

この記事では、そんな給付型奨学金と、それを得るための方法まで解説したいと思います!

給付型奨学金とは

給付型奨学金とは、一言で表すと、返済する必要のない奨学金のことです。

奨学金は、大きく2つに分類することが出来ます。

1貸与型奨学金

2給付型奨学金

私たちが「奨学金」と言われて、まず初めに思い浮かべるのは、1番の貸与型奨学金の方です。

大学に通っている間、お金をもらえる代わりに、社会に出てから少しずつ返済していく必要があります。

返済に苦しんでいる人が多いことは、先程の調査結果を見ていただければ、よくわかると思います。

だからこそ、将来の返済の心配をすることなく、お金をもらうことが出来る、給付型奨学金はまさに夢みたいな方法といえるでしょう。

それでは、お金のない学生の強い味方である、給付型奨学金を貰う方法を解説していきます。

給付型奨学金を得る方法

 まず初めに、申し込む奨学金を探さないといけません。

 給付型奨学金の探し方は、この2つが代表的です。

1インターネットで検索する。

2大学の事務に問い合わせる。

インターネットで検索する。

インターネットで検索して探す場合は、奨学金についてまとめられている、検索サイトを利用すると便利です。

例えば、私が奨学金を探していた時には、「ガクシ―」というサイトを利用していました。

国内最大の奨学金サイト「ガクシー」 (gaxi.jp)

2024年3月現在で、ガクシ―に掲載されている給付型奨学金の数は、なんと2693件もあります。

これらの中に、あなたが将来受け取ることになる給付型奨学金が隠れているはずです!!

大学の事務に問い合わせる。

給付型奨学金の中には、特定の大学に入学していないと、応募することのできないものがあります。

そして、大学には必ず設けられている、奨学金を担当している部署に聞いてみると、それぞれの大学から申し込むことのできる奨学金を教えてもらうことが出来ます。

事務以外だと、掲示板に申し込むことのできる奨学金が張り出されていたり、大学からのメールで届くこともあります。

どちらで探すとしても、奨学金の申し込みには期限がありますので、決して見逃さないようにしましょう。

応募する奨学金を見つけたら、次は応募に必要な書類を用意しましょう。

それぞれの奨学金によって、必要なものは異なりますが、提出する書類としては、

在学証明書

成績証明書

課税証明書

小論文

誓約書

などを求められることが多いです。

書類の種類や量は膨大になりがちなので、送付し忘れのないように、応募する前には必ず、何度も忘れているものがないか確認するようにしましょう。

 

給付型奨学金を貰える確率を上げるためにするべきこと

 最後に、給付型奨学金を貰える確率を大きく上げるために、私が実際に試して、これは大事だったなと思うものを3つ紹介しようと思います。

相手の求める学生像が、自分に当てはまっていることを確認する

 給付型奨学金は、たくさんの団体が様々な形で、多くの学生に渡しています。

 そのため、それぞれの団体によって、奨学金を渡したいと思う学生の姿が、大きく異なります。

 例えば、なるべく親の収入が本当に少なくて困っている学生に、奨学金を渡したいと考えている団体もあれば、

 将来、研究者として科学の発展に貢献したいと考えている学生に奨学金を渡したいと考えている団体もあります。

大事なことは、相手の団体が求めている学生の理想の姿が、今のあなたと、ある程度重なっている団体の奨学金に応募することです。

 たとえ、奨学金を出している団体が、将来流通にかかわる職業につきたい学生を求めていたとしても、あなたが本当に流通に興味がない場合は、決して応募してはいけません。

 奨学金のために少しだけ調べた知識で小論文を書いたとしても、その場しのぎの応募文であることを見極めて、必ず奨学金を給付することはありません。

 これは、私が実際に応募した際の失敗談です(笑)

 給付型奨学金は、他にもたくさんあるので、素直に諦めて、あなたに合う他の奨学金を探しましょう。

相手の求めている学生像に合った、資格や経歴を書く

1番の内容と似ていますが、応募するための書類に書く内容も、相手に合わせて書く必要があります。

例えば、あなたは、こんな資格や経歴を持っているとしましょう。

1か月の留学経験ある。

漢字検定1級を持っている。

数学検定の準1級を持っている。

英語検定の2級を持っている。

高校時代に甲子園に出場したことがある。

作文コンテストで優勝したことがある。

両親の収入が少なく、バイトを非常に頑張っている。

どれも、奨学金に応募するときには、非常に魅力的ですが、さすがに全部は書けません。

むしろ、

それでは、「高校時代に甲子園に出場したことがある」「両親の収入が少なく、バイトを非常に頑張っている」を、選ぶとします。

きっと、応募書類を見た人たちには「バイトで忙しい中、部活動でも結果を出せる人なんだな」と思うことでしょう。

しかし、応募したい奨学金を出している団体が、「将来、海外で活躍したいと考えている学生」に、奨学金を渡したいと考えていたらどうでしょうか?

きっと、ここで書くべき内容は「英語検定の2級を持っている」と、「1か月の留学経験がある」になるはずです。

きっと、相手の人にも「実際に海外に行くほど興味があって、英語を話せるだけの実力も兼ね備えている」という印象が伝わり、奨学金をもらえる確率は、大幅に上がるでしょう。

基本的なことではありますが、大事なことなので、改めて説明させていただきました。

たくさん応募する

 最後に、実はこれが一番大事なことをお伝えします。

それは、必ず複数の奨学金に応募することです。

 どれだけ少なくとも、10団体以上。

 可能であれば、15から20団体以上応募するといいと思います。

 複数の奨学金に応募するのは、とても大変ですが、必ずやってほしいと書いた理由があります。

 それは、最終的にあなたが奨学金をもらえるかどうかは、運で決まってしまうからです。

 奨学金、とくに返す必要のない給付型奨学金は、毎年多くの人が、それぞれの選ばれやすいと思った場所に応募します。

 小さなものであれば80人前後から、中には何万人もの募集が集まる、奨学金も存在します。

 だからこそ、あなたがどれだけ素晴らしい人で、どれだけ素晴らしい応募文を書いたとしても、数多くの募集の中に埋もれてしまって、選ばれないことも、十分あり得てしまうのです。

 しかし、複数の奨学金に応募すれば、その問題は解決されます。

 もし仮に、あなたが奨学金をもらえる確率が5%しかないとしましょう。

 その上で、2つの奨学金に応募すれば、そのどちらかであなたが選ばれる可能性は、約10%まで上がります。

 10個の奨学金に応募すれば40%、20も応募すれば65%にまで上がります。

 運が良ければ、2つ以上の奨学金に選ばれるかもしれません。

 実際、私も複数の奨学金に応募して、その中の1つの団体とご縁があり、ありがたいことに、奨学金を受け取れることになりました。

 応募するときは大変かもしれませんが、奨学金をもらえることになれば、それからの生活が非常に楽になるので、ぜひ複数の奨学金に応募してください。

まとめ

返済の必要がない、給付型奨学金をもらうためには、自分が選ばれやすい奨学金を探して、相手に合わせた応募文を送る必要があります。

また、どれだけ素晴らしい応募文を送ったとしても、必ず採用されるわけではありません。

なので、必ず複数の奨学金に応募するようにしましょう。

運が良ければ、複数の団体から、奨学金をいただけるかもしれません!!

それでは、給付型奨学金を受け取って、金銭的に困ることのない、自由な学生生活を手に入れましょう!!

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